翻訳家の報酬

翻訳家にもいくつかの種類があることをお伝えしましたが、いずれの分野においても、高い英語能力が要求されます。特に資格が必要になるわけではありませんが、翻訳を依頼する側からすれば、なにがしかの指標が欲しくなります。一般的には、英検1級やTOEIC900点以上というような目安があると、仕事をもらえる可能性が高まります。

翻訳家として仕事をする場合、フリーランスとして翻訳会社に登録/所属するようなイメージになります。翻訳の依頼があった場合に、文字数x単価やワード数x単価で報酬が決まってきます。おおよそ1ワード数十円程度が相場のようですね。

翻訳業だけで食べている人は少なく、多くの翻訳家は副業的に英語力をお金に変えているのが一般的です。とはいえ、自由な時間にそれほど場所を選ばず出来るお仕事ですので、逆に副業としては携わりやすい業務となります。

また、極一部の翻訳家は、企業に雇われて会社員として活動している方も存在します。外資系の日本法人などでは英語のドキュメントの翻訳、会議での通訳などの需要もあり、こうした環境で活動している方は、通常的な会社員の給与収入を得ています。

出版物の翻訳などでは、印税収入を得られる可能性もあるので、自ら出版社に企画を持ち込む人もいるそうですよ。もし携わった本の売れ行きが良ければ、自分に入る印税もその分膨らみます。翻訳業に付随して企画力、営業力があれば、その分収入アップも図れますね。